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【辛酸なめ子コラム】おっさんずラブin the sky ・強引から一転!ソフトボディタッチで攻める春田

#田中圭 #千葉雄大 #吉田鋼太郎 #戸次重幸 #辛酸なめ子
2019年12月19日 by

いよいよ今週末に最終回を迎える「おっさんずラブ-in the sky-」7話が12月14日に放送されました。

7話を視聴したコラムニストの辛酸なめ子さんは、どんどん絡みあっていくおっさんたちの恋模様に少し混乱しながらも、テンションのうねりに身をまかせることにしたそうです。

最終回は目前。春田、成瀬、四宮、黒澤の恋はどうなるのか?全員片思いのままなのか..?辛酸なめ子さんに詳しく語っていただきました!

ファイナルアプローチOK?最終着陸を試みる黒澤

切なさが醸造されて涙がワインのような芳醇な液体になる…「おっさんずラブ-in the sky-」7話は男の涙が入り交じる展開でした。中でも美しかったのが、黒澤機長と春田のシーン。春田が四宮とお試しで付き合ったけれど結局成就せず、フリーだと知った黒澤は、屋上で再度告白します。

「To春田エアポート、To春田エアポート。ファイナルアプローチOK?」と航空用語で最終着陸態勢を試みる黒澤ですが、管制塔の許可が下りず…。

春田の真摯対応に、黒澤の心が浄化され成仏できる?

「だめですって」と春田は断り、そのあと機長の本気の思いに胸がいっぱいになったのか涙を流していました。「なんてな、ハッハッハ」と笑いにまぎらわせる機長。この涙ぐむ春田の真摯な表情を見れば、振られた側も心が浄化され成仏できそうです。何度も脳内で思い返したいシーンでした。

春田空港に着陸できなかった黒澤機長の飛行機の行方

ちなみに私事ですが、先日もまた飛行機に乗る機会があったのですが、帰りが特に揺れていて機長から「雲の影響でところどころ強めの揺れがございますが、飛行には問題ありません」というアナウンスがありました。

また心の中でつい黒澤機長と比べてしまいましたが、恋愛に翻弄される機長とは真逆の落ち着き払った声で安心させられました。いっぽう春田の空港に着陸できなかった黒澤機長は、どこに飛んで行ったのでしょう。飛行機は心の乱れに影響され揺れまくったことと思います。

迷惑だと突き放し、ひとり涙する四宮の心遣い

このドラマを見ると、男性がその気のない男性に対する態度が容赦ないというか、断る時ははっきり断っているのに驚かされます。一切の情を挟まず…。今回は成瀬も四宮にフラれていましたが、一緒に古墳に行きたいアピールで本を寮のいろんな所に置いていた成瀬に対し「片付けろよ…」と苛つく四宮。

そして成瀬に「今度、イルミネーションとか行きませんか」などと言われても「行かねーよ!」と即答。「一緒に行ければどこでもいいです」と食い下がる成瀬に「しつこい!俺はお前に一切興味がない。いい加減あきらめてくれ。迷惑だ!」とまで言い放っていました。でもそのあと、ひとり涙を流す四宮。

男同士の恋はストレート。四宮の優しさに胸アツ

男女の恋愛のように相手に気を持たせたりキープして都合の良い存在にしたりせず、はっきりその気がないことを伝えるのが、むしろ相手のためになる、という考えでしょうか。四宮の涙には、心を鬼にして振る側も辛いという思いが表れていたようです。男の優しさに胸が熱くなります。

前回に比べ今回の春田はソフトなボディタッチに!

前回の、春田が成瀬に突然キスするシーンは刺激が強すぎて直視できなかったのですが、今回はソフトなボディタッチが多くて、そのゆるやかに持続する萌えの演出がありがたいです。

イケメン2人がイケメンを運ぶ!夢の輸送手段

新キャラで実は執行役員だった獅子丸は、前回、泣いている春田を慰めてハグとかしていましたが、今回は寮で酔っぱらって運ばれるシーンがありました。

春田と成瀬で獅子丸を部屋に運ぶ…イケメン2人でイケメンを運ぶというこんな素晴らしい輸送手段が他にあるのでしょうか。そして泥酔した獅子丸が春田とテラスで手を取り合って踊るシーンも良かったです。

回を重ねるごとに関係性が複雑になってゆき、誰と誰がくっつくのか予想できません。整備士の若手男子なども気になるところです。予想しても頭が混乱するので、毎回、瞬間瞬間を楽しんで、テンションのうねりに身を任せた方が良いのかもしれません。

萌え袖男子の成瀬のサブリミナル的な誘い

獅子丸との絡みだけでなく、今回特筆すべきなのは手つなぎシーンが2回あったことです。成瀬の四宮への思いを聞かされ、どうやって距離を縮めたら良いのか相談された春田。

「こういうことしてみるってどう?」と、手を繋ぐシーンにときめきを禁じ得ません。そのあとつないだ手をポケットに入れていました。萌え袖男子の成瀬のサブリミナル的な誘いが春田を大胆な行動に及ばせたのでしょうか。突然のキスだと心臓に悪いけれど、手つなぎならどんどんしてほしいです。

イケメン同士の手つなぎの余韻でしばらく生きれる

2回目の手つなぎは、四宮に振られて公園でひとり泣いていた成瀬のもとに行った春田が、一緒に帰るときのシーン。「帰ろ」と成瀬の手を握り「手が冷てぇ」とポケットに入れていました。その時の「シャッ」という効果音が高揚感を盛り上げます。

視聴者的にはイケメン同士の手つなぎの余韻でしばらく生きていけそうですが、反対に憔悴していたのは木の陰から見つめる黒澤機長。その後、パイロットをやめる宣言までしていて心配です。クレーマーに襲われた時足元がおぼつかなかったことで不安が芽生えたのでしょうか…。

孤高感でいっぱいの四宮が寮を出ることに

そして、ひとり孤高感を醸し出していた四宮ですが、成瀬と春田が帰って来たら、なんと荷造りしてスーツケースを引いて出て行くところでした。「俺、寮を出てくことにしたから」えっ、このドラマって「テラスハウス」だったの? と意表を突かれるシーンでした。四宮が出て行ったあと、走馬灯のように思い出を回想し、涙ぐむ春田。

回想は料理シーンが多めでしたが、もうおいしいごはんを作ってくれる人がいなくなる…という涙も含まれていたことでしょう。

 

「おっさんずラブ-in the sky-」TVログの口コミは?

 

 

辛酸 なめ子

漫画家・コラムニスト 武蔵野美術大学短期大学部デザイン学科卒。雑誌連載、執筆活動の合間を縫ってテレビ出演も。

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