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【映画ライターが分析!】横浜流星の”伸びしろ”しかない5つの才能&シロクロでみせる危うい色気

#横浜流星 #シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。
2021年7月1日 by
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横浜流星さんの躍進が止まりません。

2020年に入ったばかりですが、第43回日本アカデミー賞の新人俳優賞と、日本映画テレビプロデューサー協会による2020年エランドール賞の新人賞をW受賞。2019年の1月から1年間で「初めて恋をした日に読む話」「あなたの番です -反撃編-」「4分間のマリーゴールド」「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」と、連続ドラマにほぼ毎クール出ずっぱり状態です。映画は「愛唄 -約束のナクヒト-」など4本が公開(うち3本が主演)。ここにCMも混ぜれば、まさに「観ない日はない」フィーバーぶり!

現在放送中の連続ドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」では、清野菜名さんとW主演を務め、表の顔は精神医学を学ぶ大学生、裏では催眠(?)を使って囲碁棋士の女性を操り、世にはびこる悪鬼の徒を成敗するメンタリストという難役に挑戦しています。

今回は、通称「シロクロパンダ」で観られる横浜流星さんの魅力について紹介しつつ、伸びしろしか見えない彼の才能を5つに分けてご紹介します。今後名実ともに日本映画・ドラマ界を背負って立つ横浜流星さんの、現在のステータスを確認する一助となれば幸いです!

引用: Hulu

最新主演作「シロクロパンダ」で魅せる、“グレーゾーン”の危うい色気

本作で横浜流星さんが演じる森島直輝は、ダークヒーローといっていいでしょう。「悪人を裁くためには、法を犯してもいい」という、正義と狂気が混在する危険なキャラクターです。

囲碁棋士の川田レン(清野)を操り、悪事を働く政治家やIT社長を追い詰め、動画を配信して「公開処刑」する……。直輝は父親が謎の死を遂げた壮絶な過去を背負っていて、真相究明のために、そして復讐を果たすためには手段を選ばない人なのです。

物静かな若者ですが、その奥には激しい憎悪が燃えたぎっている……。この二面性を表現するのが、今回の横浜流星さんに課せられたミッションです。これまでもミステリアスな役どころに挑戦してきた横浜流星さんですが、この作品ではかつてないダークな色気を纏っています。穏やかな中に、時折ゾクッとする冷徹さを覗かせるのです……。

ピンク髪が印象的だった「初めて恋をした日に読む話」での彼は「明るいギャップ」でしたが、本作では「シリアスなグラデーション」を楽しめるでしょう。さらに、鋭いアクションも収められたサービスぶり!

まだ2話を終えた段階のため大げさなことは言えませんが、「シロクロパンダ」は横浜流星さんが身体全体で生み出す「表現力」を見せつける試金石となるかもしれません。少なくとも、これまで以上にアダルトな彼の姿を観られることでしょう。

以降は、「シロクロパンダ」にも共通する俳優・横浜流星さんの推しポイントを語っていきます。途中テンションが上がりすぎる部分もあるかもしれませんが(苦笑)、ご容赦ください。横浜流星さんという俳優には、人を狂わせる魔力があるのです……。

 

映画ライターが見ほれた、横浜流星の才能BEST5

引用:Amazon

1 天は何物与えた? 非の打ちどころのない「総合力」

そもそも横浜流星さんの魅力をランキング化するなんてこと自体が恐れ多いのですが、あえて1位にするならこれしかないでしょう。歌も演技も上手くて格好良くて……神様、どう考えても与えすぎです!

アクションシーンを代役を立てずにこなせて、キラキラ映画から「いなくなれ、群青」のようなミステリアスな作品もできて、今夏に開演する舞台「巌流島」では宮本武蔵に挑戦するなど、時代劇も控えています。まさに絶好調ですね……!

2 涼しい顔で超絶「アクション」! 世界大会優勝の腕前

横浜流星さんの特技は極真空手。なんと、中学生の時には世界大会に優勝したこともあるそう。割ととんでもない才能の持ち主なのです。

その彼の身体能力は「烈車戦隊トッキュウジャー」やCMなどでも披露されてきましたが、「シロクロパンダ」ではインドアな知性派に見せかけて、犯人を目にもとまらぬ掌底打ちで仕留めるシーンや、激しいトレーニングシーン、ナイフを持った男と素手で渡り合うシーンも。ワールドクラスの切れ味鋭いアクションは、今後ますます見せ場がありそうです!

ちなみに、韓国映画「ただ君だけ」を青春映画のヒットメイカー、三木孝浩監督が生まれ変わらせる公開待機作「きみの瞳(め)が問いかけている」では、元キックボクサーを演じる模様。こちらも、彼の雄姿が拝めそうですね。

3 冷静と激情の間~「感情の爆発」がエモい~

「シロクロパンダ」で二面性のあるキャラクターを演じている横浜流星さんですが、表の顔と裏の顔が限りなく近づく「感情の爆発」が観る者の感情を震えさせます。落ち着いた役どころと元気いっぱいな役どころ、どちらも演じられるのが彼の魅力ですが、横浜流星さんが演じてきたキャラクターは多くの場合、感情のコントロールが効かなくなる瞬間があるのです。

ロックバンドamazarashiの「未来になれなかったあの夜に」のミュージックビデオをぜひ観ていただきたい……! 本作はショートムービー仕立てになっており、夢破れて実家に帰ってきたミュージシャンの挫折と苦悩、衝動と後悔、そして否定しても湧いてくる表現欲などを「セリフなしで」表現しています。顔をぐしゃぐしゃにして泣きじゃくる姿、ステージで熱唱するライブシーンなど、横浜流星さんの役者としての「感情の振れ幅」を堪能できることでしょう。

4 決して大きくはないが、心にストンと落ちる「声」

「シロクロパンダ」では、声で催眠をかける/解くシーンがあります。その部分に説得力をもたらしているのが、横浜流星さんの甘い声。囁いているようでいて、1つひとつの発音の「音の立て方」がしっかりしているため、聞き取りやすく自然と耳に入ってくる絶妙なボイス……。

喉をつぶしてでもボイストレーニングに挑んだという「キセキ -あの日のソビト-」などで身に着けた、彼の声の演技の幅広さを感じられるでしょう。

「シロクロパンダ」の劇中では「レンを抱きしめて頭ポンポン、ささやいて催眠をとく」というシーンもあり(たまりません……)、荒唐無稽な動作にもかかわらず、「まぁ、そうだろうな」と納得してしまうからさすが。二次元の事象を三次元化してしまう男、それが横浜流星さんなのです。

5 時に鋭く、時に優しく…変幻自在の「目の演技」

横浜流星さんには、なんといっても艶(つや)があります。性別や年齢関係なく、「美しい」と思わされてしまう品格とでもいうのでしょうか……。その大きな要因は、彼の「眼差し」にあるのではないでしょうか。「シロクロパンダ」では穏やかな大学生のときと、犯罪者を前にしたとき、そしてレンを操るときの全てで目の演技が違っています。

目力の強弱を巧みに調整しつつ、瞳の輝きまで差をつけているのです。悪人の前では鋭く射るような目つき、同級生の前ではふわりと浮くような雰囲気をたたえ、レンには慈愛とも好奇ともいえない複雑な視線を注ぐ……。

表情で変化を付ける演技も素晴らしいですが、横浜流星さんは「目」にとくに特徴があります。出世作の一つ「青の帰り道」では、天真爛漫な高校生が犯罪に手を染めて転落していく姿を「目の演技」で見事に表現していました。数少ない、自ら「空気」を作ることのできる俳優といえるでしょう。

観る者の予想を超えて成長していく横浜流星さん。この記事で挙げた彼の「才能」は、この先加速度的に更新され、どんどんと追加されていくに違いありません。現在23歳と、まだまだ伸び盛りの横浜は、これからどんな「未来」を見せてくれるのでしょうかーー彼を追いかけていると、「夢しか感じない」のです。

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※ページの情報は2021年7月1日時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

SYO (映画ライター)

1987年生。東京学芸大学卒業後、映画雑誌編集プロダクション・映画情報サイトの勤務を経て映画ライターに。「CINEMORE」「装苑」「CREA」等に寄稿。劇場公開映画の脚本・編集協力や映画祭の審査員等も務める。

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