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【映画ライターが分析】二次元を完璧に表現!荘厳さを放ち続ける美しい役者・吉沢亮の5つの才能

#SYO #吉沢亮
2020年6月3日 by

映画ライターのSYOと申します。日本のドラマ・映画界に欠かせない俳優さんの「5つの魅力」を分析する本企画。これまで、横浜流星さん、佐藤健さん、田中圭さん、中村倫也さん、高橋一生さん、窪田正孝さん、綾野剛さん、北村匠海さんについて書かせていただきました。

第9回で取り上げるのは、ほれぼれするほどの正統派二枚目俳優・吉沢亮さん。「美形」という言葉はこの人のためにあるのだ、と喧伝したくなるほどに端正なルックス……。スポットライトを浴びるべき「スター性」が、常時あふれ出ています。

吉沢亮さんは、1994年生まれの26歳。2009年に芸能事務所主催の才能発掘オーディションで、3万通を超える応募者の中から5人の受賞者に選ばれ、芸能界入りを果たしました。2011年には、「仮面ライダーフォーゼ」に出演。そこから9年間、一線を走り続けています。

2021年には、大河ドラマ「青天を衝け」の主演も決定。“吉沢亮旋風”は、今後ますます勢力を拡大していくことでしょう。今回は、そんな彼の「5つの才能」をご紹介していきます。

引用:https://www.paravi.jp/

1 完璧すぎる顔立ち……これが美しさの「黄金比」

俳優さんのコラムを書くときに、1つこだわっていることがあります。「カッコいい」とか「キレイ」だけで終わる記事にしないこと。「演者」として、つまり演じる者としての彼/彼女の魅力を言語化することが、ライターに課せられた使命だと考えています。

ただ……吉沢亮さんにはそんなポリシーを吹き飛ばす、圧倒的な美しさが備わっています。ぶっちゃけますが、とにかく顔立ちが完璧。観ているだけで「美しい……」とため息が出ます。銀幕の世界がここまで似合う役者には、なかなか出会ったことがありません。

映画「ママレード・ボーイ」で魅せた、夕日に照らされる横顔――このワンシーンだけで、鑑賞料金ぶんの価値はあります。性別や年齢関係なく、観る者を惚れさせる「荘厳さ」を持って生まれた傑物。映画「キングダム」の配役は、「まさに!」な適役といえるでしょう。

吉沢亮さんの美しさは、個人の感覚ではありますが――顔のパーツが、完璧なバランスであるところだと感じています。顔の中心にまっすぐ通った鼻筋があり、左右対称の目の配置、唇の角度も芸術品のように「黄金比」で構成されている。昔、運よく彼にインタビューさせていただいたとき、ご本人を前にした僕はドキドキが止まりませんでした……。割と本気で、「神様の最高傑作」レベルに達していると思っています。

2「二次元キャラの立体化」にも違和感ナシ!

吉沢亮さんは、その圧倒的美男子ぶりから、あるジャンルにおいて引っ張りだこになっています。それは、「漫画の実写化」。二次元の住人なのでは!?と勘違いしてしまうほど美しい、吉沢亮さんだからこそ起こりえた現象といえるでしょう。

映画「キングダム」「ママレード・ボーイ」はもちろん、映画「BLEACH 死神代行篇」「斉木楠雄のΨ難」「東京リベンジャーズ」など……数えたら、キリがありません。

中でも代表的な作品は、実写映画「銀魂」シリーズで演じた天才剣士・沖田総悟でしょう。ドSでクールなキャラクターで、原作では大人気。見た目から完璧に合わせてきた吉沢亮さんはファンを大いに驚かせました。

沖田総悟といえば、裏切者たちを文字通り一刀両断し、「死んじまいなァ…」と唇をなめるシーンが有名ですが、実写版での吉沢亮さんの再現度はとんでもないレベルです。恐るべき量の色気が追加されていて、ぞくっとさせられるでしょう。吉沢亮さんは剣道の有段者でもあるため、壮麗な殺陣のシーンも見ものです。

3 陰も陽も、「クセ」の強い役が得意

もう一つ、吉沢亮さんには大きな特徴があります。それは、濃いキャラクターを多く演じてきたということ。ドラマ「GIVER 復讐の贈与者」では、感情が欠落した復讐代行業者という強烈なキャラクターを凄みある怪演で魅せ切り、切れ味鋭いアクションも披露しています。

ドラマ「ぼくは麻理のなか」では、美しさを封印し、引きこもりがちの孤独な大学生役に挑戦。ある日突然、女子高生の“中”に入ってしまう――という、独創的な男女逆転サスペンスです。

また、映画「猫は抱くもの」では、なんと猫を演じました。自分を人間だと信じている猫を、人間の姿で演じるという一種の演劇的アプローチがきいた作品で、ちょっと間違えば観客が引いてしまう危険性もある内容ですが、吉沢亮さんの“猫ぶり”が想像以上にハマっているため、不思議なリアリティが生まれています。ブルーグレーの奇抜な髪色でも違和感がないのは、吉沢亮さんの二次元度が高いがゆえでしょう。

おとなしいOLと女好きの社長が入れ替わってしまう映画「レオン」では、お人よしの好青年を演じ、竹中直人さん(中身は知英さんという設定)といちゃつくというギャグパートに挑戦。他にも、自販機と会話したり、お味噌汁がおいしすぎて昇天したり……。「コメディもいけるのか!」と思わせてくれます。連続テレビ小説「なつぞら」の広瀬すずさんと再共演した映画「一度死んでみた」でも、クスクス笑えるギャグ演技を見せてくれます。

余談ですが、マイナビバイトのCMで演じたハイテンションな武士も、ニヤニヤさせられますよね。

4 今後も話題作が続々!「可能性」の宝庫

こうして見ていくと、吉沢亮さんが演じてきた役はどれもこれも濃いな……という印象を持たれるかもしれませんが、等身大のキャラクターもしっかりこなせるから流石です。キャリア初期の映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」では生意気な高校生を初々しく演じ、佐藤健さん扮する主人公に「オヤジじゃん!」と叫ぶ貴重なシーンも。

本田翼さんの制服姿がまぶしい実写映画「アオハライド」では、盛り上げ役として存在感を発揮。どこまでも明るくまっすぐなキャラクターに扮しています。連続テレビ小説「なつぞら」では、ヒロインを優しく見守る青年を瑞々しく、かつ切なく演じました。

そして……吉沢亮さんの才能が凝縮された作品が、映画「リバーズ・エッジ」です。この作品では、ゲイのいじめられっ子役にチャレンジ。河原に放置された死体を「宝物」と呼ぶ強烈な役柄で、10代特有の歪んだ死生観、ヒリヒリするような痛みを全身で体現しています。この作品からは、役者・吉沢亮の底力を思い知らされるはずです。

文学性・芸術性が高い役も今後どんどんやってほしいな……というのが個人的な希望ですが、大河ドラマ「青天を衝け」、「君の膵臓をたべたい」の原作者・住野よるの小説を映画化した「青くて痛くて脆い」、北村匠海さん、小松菜奈さんと3人きょうだいを演じる映画「さくら」など、吉沢亮さんの演技力がいかんなく発揮されそうな作品が続々。お楽しみは、まだまだこれからです。

5 人間味あふれる「トーク」が面白い!

最後に、吉沢亮さんについてぜひ紹介したいこぼれ話を。実は彼、トークも面白いのです。

映画「ママレード・ボーイ」出演発表時のコメントでは、「今までにも少女漫画原作の作品には出させて頂いたことがありますが、お調子者の三枚目キャラや、根暗な役など、あまりカッコ良くない役が多かったので、今回のようなドストレートな二枚目は初めてです。ついにこの顔面をフル活用する時が来たなと」(公式コメントから引用)とウィットの利いた言葉を寄せています。このコメントは、ネット上でも大いに話題を集めました。

米アカデミー賞の作品賞・監督賞ほか4部門に輝いた映画「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督と対面を果たした際には、「ご自身がこれだけイケメンだと気づいたのは何歳の時?」と聞かれて、「小学校5年生ですかね」と即答。自身の写真集の発売を記念した写真展の囲み取材では、「どうしてこんなにカッコいい?」という質問に「遺伝ですかね……。兄弟の中でカッコいいのは僕だけなんですけど」と返し、報道陣を笑いで包みました。

こういった嫌味のない朗らかな部分が、吉沢亮さんの内面の可愛らしさを象徴しているように思えます。作りこんでいない「人間味」を感じられるからこそ、人としても愛されるのでしょう。

まとめ

「美しさ」は大きな武器ですが、役者として戦っていく中では、時として枷(かせ)にもなるもの。しかし、「美しさを生かす役」「美しさを封印する役」「美しさを破壊する役」と様々なキャラクターを意識的に演じてきた吉沢亮さんは、怖いものなしといえます。

大河ドラマにシリアスな映画など、これからはリアリティあふれる演技も大いに見せてくれそう。新たなステージに足を踏み入れた吉沢亮さんが、今度は何色の輝きを放つのか――。魅了される準備を整えて、楽しみに待ちたいところです。

吉沢亮 歴代出演ドラマを星評価!

TVログでは、吉沢亮さんが出演している歴代ドラマに星評価をつけることができます!よかったら評価をお願いします!

SYO (映画ライター)

1987年生。東京学芸大学卒業後、映画雑誌編集プロダクション・映画情報サイトの勤務を経て映画ライターに。「CINEMORE」「FRIDAYデジタル」「Fan's Voice」「映画.com」「新R25」「DVD&動画配信でーた」等に寄稿。Twitter「syocinema」

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